歯並びが悪化しないように、歯の成長を管理していくのが予防矯正です。床矯正を行い、顎の幅を広げていきます。抜歯をせずに済む可能性が高くなり、第Ⅱ期治療を回避できる場合があります。
口腔内の検査を行い、お口の状態を診断します。歯の型取りをし、それを基に装置を作製します。
プレートやムーシールドといった装置を実際に装着します。装着し始めてから1週間後に様子を見て、その後は顎の幅を広げていきます。
1か月に1回程度通院していただきます。装置の確認をし、経過を見ます。半年に一度は写真撮影と歯型の採得を行います。更に1年に1回はレントゲン撮影を行い、歯根の状態を確認します。必要に応じて装置を交換していきます。
永久歯が生え揃ったら予防矯正治療の終了となります。ワイヤー矯正に移行する場合は小学校高学年以降に行います。
永久歯が生え揃ってから必要に応じて行う第Ⅱ期治療の流れです。治療内容は大人の矯正と同じで、歯にワイヤーを付けて、力をかけて動かしていくものです。
レントゲン撮影、歯型の採得、口腔内・顔の写真撮影を行い、使用する装置や抜歯の必要性、治療期間などを決定します。
装置をつけて歯の移動、顎の大きさなどの調整を行います。
歯にワイヤーを付けて、実際に少しずつ動かしていきます。
歯を動かしたら、ワイヤーを外し、後戻りを防ぐために保定期間に移行します。保定装置を装着し、歯が定着するまで待ちます。保定が終われば治療は終了です。