丸子歯科衛生士の矢頭です。
小児矯正治療を始めるにあたって、色々な不安があると思いますが、
どんな装置を入れるの?というご質問がよくあります。
私にも現在丸子歯科にて矯正中の小学4年生、10歳の娘がいます。小学3年生の夏から矯正治療をスタートしました。
診断は、1.上前歯の永久歯の位置が内側にずれている2.上下顎のスペース不足でした。
使用した装置は、床矯正装置というもので、取り外し可能なプレートにより、顎の骨の成長を手助けし、
大人の歯が並ぶスペースを作り、自然に歯並びを整えるというタイプの装置です。
プレートを入れてから1週間程は、しゃべりにくく、発音が聞き取りにくい事がありましたが、
学校の担任の先生宛にも、当院でご用意があります手紙でお知らせをしましたので、
学校生活で特に困っている様子は内容で安心しています。
スタートから1年8ヶ月経過した現在では、乳歯が残り数本となり、半分顔を出している状態の永久歯も見られます。
上顎には、最大まで拡大した状態でストップしているプレートが、スペースを保つ目的で入っています。
下顎には、歯の裏側に装着するリンガルアーチタイプという装置が今月入る予定です。
これは、歯の裏側から外側に向かって力をかけて、歯のカーブを広げると同時に前の歯が広がって来ないように
抑えるために装着します。裏側から歯を押すことで、スペースを広げつつ歯並びを整えられます。
最終的な仕上げ(ブラケット治療)に入る前の時期から使用する場合が多いですが、
この装置だけで治療が完結する場合もあります。
このような、私の娘と似た症例は、割と多く見られます。
スタートから現在までで、プレートとリンガルアーチの2種類、装置が変わりましたが、丸子歯科では使う装置により、
あらかじめ費用が明確に決まっていますし、取り外し式の装置、固定式の装置両方とも上限額がありますので、
安心して矯正治療を受けていただけると思います。
2018年3月30日 (金)
カテゴリー未分類