顎が成長すると、ガタついた歯並びは自然に治ることもありますが、
一見ガタついていないので歯並びに問題ないと思われる方も多いようです。
咬み合わせが深い歯並びは矯正治療でないと治りません。
通常より歯の噛み合せが極端に深い状態を「過蓋咬合(かがいこうごう)」といいます。
咬み合わせた時に下の前歯が、上の前歯に隠れてしまい、ほとんど見えない状態です。
過蓋咬合の人は、奥歯に比べ前歯が強く当たります。そのため、以下の症状が出ることがあります。
1)前歯の裏の歯茎を傷つけてしまう
2)40~50歳くらいになると、通常の咬み合わせの方に比べ歯周病が進行しやすい
3)上の前歯が開き、隙間ができるので発音がしにくい
4)食べ物が噛み切りにくい(特に麺類、葉類)
5)顎関節症になることがある
6)奥歯に負担がかかるため、奥歯にヒビがはいりやすい
基本的に取り外し式の装置を入れて咬み合わせを浅くします。
日中、就寝時も装着したままで平均的に1~2年は、この装置を使用します。
細かい部分の修正など必要があれば、固定式の装置へ移行する場合もあります。
咬み合わせが深かった方の矯正治療前後の写真です。
深い咬み合わせは矯正治療で治すことができます。
気になる方は一度ご相談ください。
2018年5月25日 (金)
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