よく「乳歯の歯並びが悪いのですが、永久歯の歯並びもそのまま悪くなりますか?」というご質問を受けます。
結論から言うと、乳歯の歯並びが悪い場合、やはり永久歯の歯並びも悪くなる場合が多いようです。
理由は…
1、乳歯が本来抜けるべき時期より早く抜けてしまう
2、歯と顎の大きさのアンバランス(スペース不足)
3、遺伝
などが考えられます。
乳歯が虫歯などで本来抜けるべき時期よりも早く抜けてしまうと、隣の歯が傾いたり、寄ったりすることがあります。
そうなると、永久歯が正しい位置に生えてこれないことがあるため、永久歯の歯並びが悪くなります。
予防策として、まずは乳歯が虫歯にならないようにすることが大切です。
歯の保存が難しいくらいの大きな虫歯になってしまった場合、乳歯だからといってすぐに抜いてしまうのではなく、
その歯をうまく活用できないか検討させて頂きます。
状態にもよりますが、腫れや痛みがなければそのまま自然に抜けるのを待つ方がいい場合もあります。
乳歯の段階で歯並びがデコボコしている場合、歯に対して顎の大きさが小さいことが考えられ、
上下の前歯4本ずつが生え変わるまで経過を見る場合が多いです。
また治療に入るタイミングは状態によってかなり個人差がありますので、一度ご相談下さい。
遺伝はおおいに関係があります。
特に顔が似ている親御さんに歯並びも似る傾向が報告されています。
ご相談の際は、お顔が似ている親御さんにも一緒に来院して頂くことをお勧めします。
2018年3月5日 (月)
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