歯並びの状態によって治療の開始時期は違ってきます。
小児の場合、できるだけ早めに治療を開始しなければならない場合もあれば、
ある程度永久歯が生えそろってから一気に治した方がいい場合もありますので、
歯並びが心配な方は一度ご相談ください。
・第1ステージ(5~8才)
下顎前突(受け口)は5~7才くらいで矯正をスタートした方がいい場合多く、
前歯の永久歯が生えてきたらご相談ください。
奥歯(6才臼歯)のかみ合わせが反対の場合も5~7才で矯正した方がいい場合が大半です。
また萌出位置の著しい変位とは永久歯のねじれが60°以上あり、
かみ合わせのずれの原因になってしまっている場合です。
この場合も早めにご相談ください。
・第2ステージ(7~12才)
取り外し式の装置を使って矯正する場合、上前歯4本、下前歯4本が生えた時に相談させていただきます。
歯を抜かない矯正方法や、永久歯が生えるスペースが足りなくて歯並びがガタガタしている場合、
上顎前突(出っ歯)の場合はこのタイミングでスタートすることが多いです。
特に永久歯同士が重なって生えてきた場合は、上の前歯4本が見えてきたら早めにご相談ください。
・第3ステージ(10~15才~成人)
歯のサイズと顎のサイズのアンバランスが大きく抜歯が必要な場合は、
永久歯がほぼ生えそろった段階で矯正をスタートします。
歯のねじれやすき間を閉じる場合もこの時期からのスタートです。
大人になってから矯正を希望される場合は、固定式になる場合がほとんどですが、
歯を動かす量が少なければマウスピースタイプの見えない装置も可能です。
成人してからでもできる治療もありますが、成長期にしか行えない治療法もありますので、
気になる方は早目のご相談をおすすめします。
2018年4月16日 (月)
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